大和紡績グループ

ダイワボウレーヨン株式会社

商品・開発情報

開発情報

「Comfor-Ray®/コンフォーレ」 高吸放湿性レーヨン

レーヨンに特殊な機能剤を練り込むことにより、吸湿および放湿の両機能をレーヨンに付与した快適(=Comfort)繊維です。

◆吸放湿性

レーヨンはコットンと比較してもより吸湿性に優れた素材ですが、その特性を強化してさらに放湿性もプラスしました。

試験機関:(財)日本化学繊維検査協会 
サンプル:原綿にて測定

※ 混率、編み組織、加工条件等により、試験数値は異なる場合があります。一般消費者への数値提示につきましては、製品毎のご確認をお願いします。

◆繊維物性

基本物性はレギュラーレーヨンと殆んど変わりません。
また練り込みタイプなので洗濯後も効果が持続します。

 

「Comfor-Ray/コンフォーレ」

1.4dtex×38mm

レギュラーレーヨン

1.4dtex×38mm

繊度(dtex) 1.44 1.4
乾強度(cN/dtex) 2.05 2.4
湿強度(cN/dtex) 0.94 1.3
乾伸度(%) 18.2 18.0
湿伸度(%) 20.2 22.0

※ 「Comfor-Ray/コンフォーレ」は実測値、レギュラーレーヨンは規格値

 

 

「Cellmin®/セルミン」 オレイン酸+ビタミンE練り込みレーヨン

植物由来で人に優しい素材を作りました。

「セルロース」
「オレイン酸」
「ビタミンE」
の融合

ソフトでしっとり感のある独特の風合い

◆「Cellmin/セルミン」の形状

 「Cellmin/セルミン」は、繊維中に小さな部屋を多数作り、その中にオレイン酸とビタミンEを閉じ込めました。

◆「Cellmin/セルミン」 の機能性

「Cellmin/セルミン」は、布帛上で活性酸素ラジカルを除去する性能を持っていますので、リラックス効果があります。
ストレスと活性酸素ラジカルは密接な関係があると言われています。
ストレスフリーな機能を備えた「Cellmin/セルミン」で、気分転換。

◆肌へのいたわり

「Cellmin/セルミン」は、セルロースの壁に囲まれた小部屋の中にオレイン酸とビタミンEを包み込んでおり、これらが直接触れるお肌を優しく包んでくれます。
 

◆レーヨンの持ち味をそのままに

「Cellmin/セルミン」は、レーヨンをベースに開発しました。
レーヨン特有の持ち味を殺すことなく、植物由来のオレイン酸+ビタミンEの効果が期待される製品です。レーヨンの持つ各種特性や、環境への配慮面ももちろんされており、生分解性もあり、土中で自然に分解され土に還るエコロジー繊維です。

▼「Cellmin/セルミン」繊維断面

「Cellmin/セルミン」は、繊維中に小さな部屋を多数作り、その中にオレイン酸とビタミンEを閉じ込めました。

▼DPPHラジカル消去能試験

ピンク色の活性物質(DPPHラジカル)溶液に「Cellmin/セルミン」から構成される不織布を入れたところ、活性物質を除去して、無色に変化しています。

◆オレイン酸とは・・・

オリーブオイルの約8割を占めている油脂成分です。
人の皮脂に最も多く含まれる成分でもあり、クリームやローション等の化粧品の原料に多く用いられています。

◆ビタミンEとは・・・

生体内で作ることはできない成分ですが、大豆やアーモンドなどの食品に多く含まれている油脂成分です

「SOFTRAY®/ソフレイ」 極細レーヨン

 細繊化に特化した「SOFTRAY/ソフレイ」は、紡績および乾式不織布向けセルロース繊維の中で最も細い繊維を目指しビスコースレーヨンで0.6dtexを実現しました。「SOFTRAY/ソフレイ」が持つ特性としては以下の特徴が挙げられます。

     ・不織布や生地を緻密かつ薄膜化にすることができる。

     ・毛細管現象により吸水スピードを高められる。

     ・滑らかな肌触りが実現できる。

これらの特徴について、データも交え紹介します。

 

◆緻密性

一般的な繊度の汎用レーヨン(1.7dtex)の繊維径は、約13μmであるのに対して、「SOFTRAY/ソフレイ」(0.6dtex)は約8μmです(レーヨンは円形ではないので何れも計算値)。

写真.1 繊維断面・不織布表面写真の比較 写真.1 繊維断面・不織布表面写真の比較

 顕微鏡観察による繊維断面写真からわかるように、汎用品の繊維断面と比較して「SOFTRAY/ソフレイ」の繊維径の細さが確認できます。また、不織布表面を拡大すると「SOFTRAY/ソフレイ」の繊維径の細さから不織布の緻密性が高く薄膜化にできます。後述しますが、緻密な組織になることで不織布や生地表面はなめらかになり、独特の風合いに仕上がります。

 

吸水性

 セルロース系繊維であるレーヨンは、コットンよりも吸水性が高くもともと吸水性が優れている素材です。吸水性は細繊化によって毛細管現象によりさらに向上できます。JIS L 1907吸水性試験(バイレック法)に準拠して、「SOFTRAY/ソフレイ」、汎用レーヨン、コットンの不織布で吸水性試験を実施しました。水の吸い上げ高さはコットンが13.1cmに対し、汎用レーヨンは14.7cmでありレーヨンの吸水性の高さが確認できますが、「SOFTRAY/ソフレイ」はさらに高く19.4cmでした。「SOFTRAY/ソフレイ」はレーヨンの特徴である吸水性がさらに強化されている素材であります。

 

左 : 「SOFTRAY/ソフレイ」  中央 : 汎用レーヨン  右 : コットン

写真.2 水の吸い上げ高さ比較 写真.2 水の吸い上げ高さ比較

◆滑らかさ

レーヨンは風合いが柔らかくソフト感に優れた繊維であり、生地にした場合にはドレープ性が得られます。この特徴は、細繊度化により顕著に現れます。生地の風合いは、主に人間の感覚で判断してきましたが、今回は風合い測定機を利用して風合いの数値化を行いました。サンプルは「SOFTRAY/ソフレイ」混率の異なる以下3水準不織布を作製し、風合い測定器KES試験を実施し滑らかさの比較を行いました。

 

表.1 KES試験評価サンプル

混綿素材 混率(%) 目付(g/㎡)
①「SOFTRAY/ソフレイ」 100 55
②「SOFTRAY/ソフレイ」/汎用レーヨン 50/50 55
③汎用レーヨン 100 55

※MIU(摩擦係数) … 値が大きいほど滑りにくい。

※MMD(摩擦係数の変動) … 値が大きいほどざらつきが大きい。

 

 ①の「SOFTRAY/ソフレイ」の不織布と、③の汎用レーヨンの不織布を比較すると、MIU、MMDの数値が何れも低い値を示しています。この特性から、「SOFTRAY/ソフレイ」は生地表面がスムーズで滑らかな仕上がりにすることができます。また、サンプル②のように混綿しても「SOFTRAY/ソフレイ」の特徴が維持され滑らかな表面の生地に仕上げることが可能です。

 

繊維社 発行 加工技術2018年1月号 掲載記事

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